Maker Faire 2019 出展報告(その2)

全景(2日目)

 2日目のクレーン模型の全景です。2日目はアーム先端をさらに伸ばして高くしました。Maker Fairに我々が過去出展したクレーン模型の中では、最も高いものになりました。

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2日目のクレーン模型の全景

 高くなったアームには、航空障害灯のLEDが点滅していますので、遠くからでもよく見えます。(ざっくりと周りを見た限りでは)個人展示の中では(おそらく)最も高い構造物になりました。

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準備(2日目)

2日目の準備の様子を紹介します。

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2日目の準備の様子

 本体のアップ写真です。ワイヤー巻きつけのローラー部分に注目ください。モーターがどこに入っているか分るでしょうか?

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ワイヤー巻き付け部分のアップ

実は、ローラーの内部に組み込まれているのです。詳細な構造が知りたい方は、会場にて模型作成者に聞いてみてください。

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ローラー内部のモーター

 いよいよアーム立ち上げの瞬間です。倒れてしまうかもしれないため、緊張しつつ見守ります。同一の構成で過去に組み上げたことはありません。アームが長すぎて机2つ分に収まりきらず、一時的に隣の展示ブースの方の机をお借りして組み立てました。

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アーム立ち上げの様子

クレーンゲームの様子

 クレーンゲームは、2日間にわたり大変多くの方に体験していただきました。今回はグラップルの回転を含む4つのモーターを2本のジョイスティックで制御するため、操作は難しく、お子さん方には少々難しいかなという印象を受けました。将来的には、グラップルの姿勢制御はジャイロで自動化されるため、難しい操作は改善されてゆくだろうと考えています。

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クレーンゲームの様子

 以下は展示の際のディスプレーのキャプチャです。運転席からのカメラとアーム頂上から見下ろすカメラによる2つの動画が表示されています。アーム頂上のカメラからは、完全に人を真上から見下ろしています。

 ソフトウェアは去年のもののを微修正しました。(そのうちGitHubでマニュアルを含めて公開予定です。)ランキング機能は、今回は全く使われませんでした。毎回同じようにぬいぐるみやオブジェクトを配置しなおしたり、ルールを説明したりするのは、説明員側としても結構手間がかかるためです。

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制御部の画面キャプチャ

テレビ局の取材

 今回の展示で起こったイベントの1つに、テレビ局の取材が入ったというのがあります。レポーターの方が入って長時間撮影されていきましたが、カットされるかもしれないので具体的な番組名は伏せておきます。

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まとめ

 今回は、去年までに未完成だった、我々の展示において過去最大のブームブースターのクレーン模型を展示することができ、新設計のグラップルと併せて、クレーン模型とゲーム操作性の両面から、過去最も完成度が高い展示をすることができました。

 また、多くの方々に展示を見に来ていただけました。去年の展示を覚えてもらっており、励ましの言葉をいただくこともありました。これを励みに来年もより良い展示を目指して頑張っていきたいと思います。

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解体直前のクレーン